月別アーカイブ: 2015年11月

京都国立博物館「琳派 京を彩る」

京都国立博物館

京都国立博物館で「琳派 京を彩る」を観てきました。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図屏風が一堂に会するという展覧会でもあります。
京都国立博物館に到着すると、去年の鳥獣戯画展のような大行列を覚悟していたものの、さすがにそこまでの行列ではありませんでした。
ただ、入場までは40分待ち。
京都国立博物館の待ち時間というのはかなり正確で、40分と表示されていると本当に40分待ちます。
余所の博物館や美術館はたいていは少々時間を長めに表示していることが多く、40分と表示されていると30分くらいで入れることが多いんですけどね。

出品されている物は屏風や着物、茶碗など様々です。
また、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の他、本阿弥光悦などの筆によるものもたくさん並んでいます。
どれも見応えがあり素晴らしかったのですが、中でも3人の作者による風神雷神図屏風が三方に並んでいる様は圧巻でした。
わたしは俵屋宗達の屏風が一番気に入ったのですが、多分これは好みもあると思います。
俵屋宗達は他に唐獅子図杉戸絵というのもあったのですが、この獅子の迫力も気に入りました。
家にこんな杉戸があったら、子供の時分であれば怖くて近寄らなかったと思いますが。

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第67回正倉院展

正倉院展

今年も奈良国立博物館で開催されている正倉院展へ行ってきました。
ちょうど観に行く1週間前にNHKの「日曜美術館」で正倉院展の紹介をしていたので、展示物の予習をしてからの観覧。
会場に行ってみると、例年よりも人が少なく、近鉄奈良駅で入場券を購入して会場へ向かうと、すぐに入ることができました。
中に入ってみるとさすがに人が少ないということはありませんでしたが、さすがに寿司詰め状態というほどでもありませんでした。

奈良・飛鳥時代の工芸品は、どれも数百年の時代を経て色が変わっても、その見事さは変わりません。
ここ数年は琵琶が毎年出展されているのですが、その琵琶を見ても、当時の最高技術で作られた精緻な模様は圧巻です。
櫃なども凝った作りであったり、モザイク模様が柘植や紫檀、螺鈿などで作成されていたりと、現在でも最高級の材料が使われていることがよくわかります。

また、フェルトの絨毯なども出展されているのですが、花柄の絨毯はテレビで見て想像していたよりも大きく、これほどの物を作るだけの手間暇を想像して驚きました。
どれもこれも仏教の僧侶たちが使ったものであるため、聖武天皇の時代、仏教をいかに優遇していたかがわかる代物ではあります。
絹織物であったり、唐櫃であったり、石で作った笛なども展示されていました。
また、今回は乞巧奠に関する品もたくさん展示されており、供物としての針や糸もきれいな状態で保存されているものが展示されていました。
他にも定規などがあり、こちらは下賜品だったようですが、模様も美しく、見ているだけで溜息が出る代物です。

正倉院展は正倉院に保管されている工芸品の数々が毎年紹介されていますが、どれを見ても飽きるということがありません。